考古学ブログ: Ours! 近江貝塚研究会

その事務局員が成長を目指して綴るバラエティー

考古学に活路を見出したい人のためのブログ。近江貝塚研究会は、日本で一番ゆるくてハードな考古系研究会。毎月1回の例会は参加費無料・飛び入り歓迎。近江・貝塚・縄文の枠を取り払って学び合います!

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 弘前大と九州大院の精鋭二人が、縄文後期を主なターゲットとして、先史社会の適応のあり方を、それぞれの手法で新たに掘り下げる試みを繰り広げます。ご自分の研究も更に伸ばしたい方、発想や観点を磨き、ヒントを見つけにカモン!お待ちしております。(瀬口眞司)


293回例会〈どう問うか/先史社会の適応とその多様性

日時:2018年3月24(土)午後1:30~午後6:00  
  〈研究報告60分+質疑応答60分〉×2本

場所:滋賀県埋蔵文化財センター 2階研修室

    http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

JR瀬田駅発 滋賀医大(大学病院)行きバス 「文化ゾーン前」下車徒歩5分 

(帝産バス12:45発 もしくは 近江バス1305発の乗車がおススメです。)

 

報告1:小泉  翔太さん| 弘前大学人文社会科学部特任助教 |

    土器の物理的特性に関する基礎的検討

(要旨)発表者はこれまで、縄文後期の関西地方の土器群について系統と組成構造に着目して検討を進めてきた。その結果、当該期には関東地方の土器と類似性を有する類型がしばしば認められるが、その製作技術や組成構造に占める位置付けには差異が見出された。このことを、「どのような土器をどの場面でもちいるか」という土器の「消費スタイル」の差異として捉えたが、その具体的なありかたには言及できていない。

そこで、本発表では特に土器製作技術における差異の背景を考えるべく、胎土や成形技法、器壁の厚みといった「つくり」が、容器・調理器として使用する際の物理的特性にどのていど影響するかを、実験的方法を用いて検討する。分析項目は熱物性、加熱時の温度変化、保水性の三点である。

諸研究において縄文時代の自然資源利用のありかたは時期・地域によって多様であったことが指摘されており、こうした生態的な多様性に適応する道具としての土器のありかたを、製作技術の面から追及する視座を整えることが本発表の狙いである。

 

報告2:福永 将大さん| 九州大学大学院 地球社会統合科学府 |

「縄文文化の東西差」に関する一考察 ―縄文後期中葉社会を事例として―

〈要旨〉東日本と西日本では、縄文時代の遺跡・遺構・遺物に量的・質的な差異が見られ、「東高西低の縄文文化」と言われる。こうした現象の要因として、従来、資源環境の豊かさとそれに伴う人口規模の差異が指摘されてきた。また、近年の植物考古学などの研究成果により、列島東西で資源環境が異なるだけでなく、資源環境への集団のアプローチの仕方が異なっていた可能性も提示されている。

これまでの「縄文文化の東西差」に関する研究では、主に資源環境と人間集団の関係が議論されており、多大な研究成果の蓄積がなされてきている。一方で、そうした資源環境の中で、人間集団と人間集団の交流や関係性のあり方についての東西比較研究は十分に行われてきたとは言い難い。

本研究では、縄文時代後期中葉における関東・九州両地域を東西縄文社会のモデルケースとして取り上げる。具体的な分析項目としては、土器の時空間的様態の比較検討を主軸とし、各遺跡に残された諸施設(住居址、貯蔵穴、墓地など)や石器組成の検討も行う。これらの分析結果をもとに、集団関係・集団構成という観点から両地域の縄文後期中葉社会を比較・考察し、学史的研究課題である「縄文文化の東西差」発現要因の解明に向けての一助としたい。

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・懇親会(会費 社会人3000円前後、学生2000円前後)もあります。親交拡大にご活用下さい(JR大津駅前「養老の滝」の予定)。

・災害やインフルエンザ等の流行などに伴い、急遽中止になることもあります。怪しいときはお手数ですが、必ずブログhttp://koukogaku.blog.jp/ などでご確認下さい。



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◆第292回例会  
特集:〈
改めて遺物から問う弥生の地域間関係

日時:20182月24(土)
   
午後1:30~午後6:00  

〈研究報告60分+質疑応答60分〉×2本

場所:滋賀県埋蔵文化財センター 2階研修室

    http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

JR瀬田駅発 滋賀医大(大学病院)行きバス 「文化ゾーン前」下車徒歩5分 

(帝産バス12:45発 もしくは 近江バス1305発の乗車がおススメです。)

 

報告1:山下 優介さん| 東京大学大学院 人文社会系研究科 |

    弥生時代後期前半におけるいわゆる近江系土器を含む土器群に関する考察

(要旨)受口状というわかりやすい特徴をもつ「近江系土器」は、近江地域との関係性を示すものとして理解されてきた。弥生時代後期後半の周辺地域では客体的な甕として使用される傾向にあるが、それは在地生産された可能性が高い。

そのような前提を踏まえたとき、近年各地で報告されてきている、弥生時代後期前半に周辺地域でみられる近江系土器を含む土器群の内容が検討課題として注目される。本発表では、第一にこれらの土器群について事例を提示し内容を把握する。特に甕型土器について近江地域の受口状口縁甕との共通点や相違点を具体的に示す。第二に、その観察結果をもとづいて、それらの土器群の出現が示す現象や各地域のその後の状況について考察をおこなう。

 

報告2:鶴来 航介さん| 京都大学大学院 文学研究科 |

木器製作技術にみる弥生時代の地域間交流

〈要旨〉弥生時代の農耕を支えた木製農具には、組成・形態の点で強い地域色が知られている。しかし、その変遷観は共伴土器に依存し自律的な編年をもたないために、地域相互の影響関係などは不透明な状況である。今回は弥生農具の代表格である広鍬について、製作技術と形態の両面から検討し、西日本を中心に広鍬編年を構築する。そのうえで地域ごとの広鍬編年を比較し、地域間の技術交流とその背景を考える。

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・懇親会(会費 社会人3000円前後、学生2000円前後)もあります。親交拡大にご活用下さい(JR大津駅前「養老の滝」の予定)。

・災害やインフルエンザ等の流行などに伴い、急遽中止になることもあります。怪しいときはお手数ですが、必ず ブログ!http://koukogaku.blog.jp/ などでご確認下さい。


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みなさま

 

●お世話になっております!このたび、〈お知らせ・ご応募・ご紹介〉に関しまして、

ぜひともお力添え頂き事項が生じましたので、ご連絡申し上げます。

 

●私ども滋賀県文化財保護協会では、次年度の事業量の突発的な増大に対処するため、埋蔵文化財技師(雇用期間付・若干名)を募集することになりました(滋賀県文化財保護協会の詳細は⇒http://www.shiga-bunkazai.jp/)。

●都合・条件などが該当される方、あるいはお近くに該当しそうな方がおられる皆様、ご応募いただいたり、ご紹介をいただけますよう、切にお願いいたします。 

●所謂〈期限付き職員〉であり、しかも年度末の募集ではありますが、採用後は、日常業務はもちろんキャリアアップ等にも必要な〈資質向上〉のために全力で支援いたします。〈まだ自信のない方〉も是非挑戦いただけましたら幸いです。

年齢要件もございません。ベテランの方もどうかご検討いただけましたら幸いです。

 

・採 用 日 平成30年4月1日(予定)

・採用試験 平成30年2月17日(土)

・受付期間 平成30年1月29日(月)から2月13日(火)まで

・試験内容 (1)小論文試験 (2)実技試験(実測) (3)口述試験(面接)

 

その他の詳細は〈添付ファイル〉ならびにコチラのとおりです。

http://www.shiga-bunkazai.jp/%e9%9b%87%e7%94%a8%e6%9c%9f%e9%96%93%e4%bb%98%e5%9f%8b%e8%94%b5%e6%96%87%e5%8c%96%e8%b2%a1%e6%8a%80%e5%b8%ab%e6%8e%a1%e7%94%a8%e8%a9%a6%e9%a8%93%e6%a1%88%e5%86%85%ef%bc%88%ef%bd%9e213%ef%bc%89/

 

よろしくお願いいたします!

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Ours-News-Preview! 近江貝塚研究会事務局からのご案内です。

5月例会の速報版です。特集:資源利用研究/次段階への道

フレッシュな2人の学生さんが次のステージへの階段を昇り始めます。共に練り上げましょう!

より詳しいことは後日にまたご連絡。(ご所属は20181月段階のものです。)

まずは、いますぐカレンダー・手帳に予定をご記入ください!

ではでは!!  瀬口眞司

 

5月例会(第295回) 特集:資源利用研究/次段階への道

 

日時 519日(土)13:30  

会場 滋賀県埋蔵文化財センター・2階研修室 

http://www.shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

 

報告1, 佐藤 巧庸さん| 富山大学 |

〈タイトル〉縄文時代前期の北陸地方におけるニホンジカの利用

〈あらまし〉福井県鳥浜貝塚と富山県小竹貝塚出土のニホンジカについて比較を行い、北陸地方におけるニホンジカの利用を検討してみたいと思います。

 

報告2, 板垣 優河さん| 京都大学大学院文学研究科 |

〈タイトル〉打製石斧の機能・用途研究

〈あらまし〉実験使用痕分析をもとに打製石斧の作業対象物(掘削土の性質)や装着・操作法、使用量などの評価基準を整備し、そのうえで出土石器の観察を行う。そして、打製石斧からみた縄文時代の植物採集活動について考察する。


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浅間縄文ミュージアムの 堤 隆さんから、<シンポジウム神子柴系石器群とは何か?>のご案内です。

唐沢B遺跡発掘50周年、神子柴遺跡発掘60周年を記念したもの。

2018長野県旧石器研究交流会一般研究発表と併せての開催です。

何と初日の講演会は稲田孝司先生!聞き応えあり。

ご興味のある方は是非!(瀬口眞司)

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2018 長野県旧石器研究交流会・シンポジウム神子柴系石器群とは何か? 
   ― 開催のお知らせ ―

唐沢B遺跡発掘50周年、神子柴遺跡発掘60周年を記念したシンポジウム「神子柴系石器群とは何か」 と2018長野県旧石器研究交流会一般研究発表が開催されます。ご参加お待ちしております。

 

1 日 時 2018年 23日(土)午後 1時~午後5

          24日(日)午前 9時~午後3

2 場 所 浅間縄文ミュージアムあつもりホール(長野県北佐久郡御代田町) 

      http://w2.avis.ne.jp/~jomon/

 

3 参 加 自由参加(申込み不要) ただし参加費として2000円(資料代含む)が必要です。

★ データベース・ワークショップと懇親会参加は、申込みが必要です (浅間縄文ミュージアムまでメールで)

 

23日(土) 午前10時~午後1245分 データベース・ワークショップ(ランチタイムミーティング)

講師:野口淳(日本旧石器学会データベース委員長) お申込み:20名 参加費:ワンコインランチ500

★ 申込み締切 120

 

23日(土) 

◎ 講演会 午後1時~午後2時 「神子柴石器群とは何か」 稲田孝司(岡山大学名誉教授)

◎ 長野県旧石器研究交流会 一般研究発表 午後230分~午後530分 (発表各30分)

1 中部高地における後期旧石器時代の展開 長崎治(川上村教育委員会)

2 中部高地の後期旧石器時代遺跡-データベースからみた立地と分布- 野口淳(東京大学総合研究博物館)

3 男女倉遺跡群の使用痕分析 村田弘之 (長和町黒耀石体験ミュージアム/明治大学黒耀石研究センター)

4 男女倉遺跡群分析の新視点―第IIII遺跡の再整理から― 須藤隆司 (明治大学黒耀石研究センター)

■ 懇親会 明治屋旅館 PM 600~ (会費5000円) 申込み締切 ★ 申込み締切 120

 

◎ シンポジウム “神子柴系石器群とは何か”

■ 24日(日) 午前9時~午後1230分 基調報告 (発表各30分)

5 最終氷期末の両面加工刺突具の変遷について 橋詰潤(明治大学黒耀石研究センター)

6 バイフェイスを携えて 堤 隆(浅間縄文ミュージアム/明治大学黒耀石研究センター)

7 先土器時代終末期における石材利用変化‐細石器・神子柴系石器群を中心に‐ 大竹憲昭(長野県立歴史館)

8 神子柴型石斧の特質とその意義 橋本勝雄(千葉県教育振興財団)

9 石斧への眼差し 長崎潤一(早稲田大学文学学術院) 

10 パネルディスカッション 午後130分~3

11 ポスターセッション・コアタイム(発表者立会質疑時間) 24日(日) 午後1240分~1320

 

389-0207 長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1901-1 浅間縄文ミュージアム 担当 堤 隆

電話 0267-32-8922 Eメール jomon◆mx2.avis.ne.jp ◆=@ 

●上信越自動車道佐久インターより車で10

●長野新幹線軽井沢駅乗換え、しなの鉄道御代田駅より徒歩10分 

●長野新幹線佐久平駅より車で15

 宿泊:会場に近い宿は以下となります。各自ご予約ください。ルートインは徒歩20分、他は徒歩5~10分。

●明治屋旅館(0267-32-2028

●民宿高原(0267-32-2242

●ルートインコート軽井沢(0267-32-1011

 

浅間縄文ミュージアム 長野県旧石器研究交流会 明治大学黒耀石研究センター 八ケ岳旧石器研究グループ  

共催 データベース・ワークショップ 主催 日本旧石器学会 

 

■ お問い合わせ・お申込み

浅間縄文ミュージアム 堤  隆まで

389-0207 長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1901-1 TEL 0267-32-8922 
 Eメールjomon◆mx2.avis.ne.jp ◆=@

 神子柴研究の WEbサイト http://mikoshiba.blog.so-net.ne.jp/


遺跡発掘調査報告書放射性炭素年代測定データベース歴博の工藤雄一郎さんから、以下のようなとっても有益なデータベースの構築と公開のお知らせです。

 

これはものすごく便利そう。

この分野ならびに関連領域の研究が更に推進することは明白ですね。

ぜひ一度ご覧になってください!
(瀬口眞司)

 

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歴博データベース「遺跡発掘調査報告書放射性炭素年代測定データベース」公開のお知らせ

 

国立歴史民俗博物館では,歴博データベース「遺跡発掘調査報告書放射性炭素年代測定データベース」を公開・運用開始しました。

https://www.rekihaku.ac.jp/up-cgi/login.pl?p=param/esrd/db_param



ぜひご活用いただけたら幸いです。

 

<データベース概要>

現在,年間7000件以上の遺跡発掘調査が日本全国で行われています。

考古学において遺跡・検出遺構・出土遺物の時代や時期を決定することは最も基礎となる作業であり,

層位学的な検討と出土遺物を考古学的な相対編年に位置づける作業が行われます。

 

その一方で,理化学的な年代測定による数値年代の把握も極めて重要で,

加速器質量分析法(AMS法)による放射性炭素年代測定が普及した現在では,

各都道府県や市町村の遺跡発掘調査においても多数の放射性炭素年代測定が実施されています。

 

これらの放射性炭素年代測定事例は考古学にとっても,

人類学や歴史学,第四紀学などの関連科学にとっても貴重なデータですが,

一人の研究者がその全てを把握するのは到底不可能な数の遺跡発掘調査報告書が毎年刊行されているのが現実です。

 

そこで,国立歴史民俗博物館の図書室にある約6万冊の遺跡発掘調査報告書の悉皆調査を行い,

放射性炭素年代測定の分析例がある報告書を抽出し,データベース化する作業を進めています。

このデータベースによって,考古学における年代研究がより一層進むことを期待します。

 

<データ件数>

現在,東北・関東の13都県のデータ約13000件を公開しています。今後,残りの都道府県を順次追加していく予定です。

 

<検索>

都道府県,遺跡名,時代,14C年代の範囲(例:9000800014C BP),測定機関など,複数の条件から検索が可能です。

検索結果一覧は,エクセル,CSV,テキストで出力が可能です。

暦年較正年代はデータベースには含まれていません。その代わりに個別レコードから,

直接OxCalで較正できるシステムを導入しています(OxCalへのユーザー登録が必要です)。

ただし,IntCal13のみでの較正となります。


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新年度4月例会の速報版です。特集〈製作技法×新視点で過去を探る掛け合わせることで、探究の射程をぐーんと広げた試みを若手のお2人に発表いただきます。〈伸びたい方〉は、是非ともお聞き逃しなく!お待ちしております。より詳しいことは後日にまたご連絡。まずは、いますぐカレンダー・手帳に予定をご記入ください! (瀬口眞司)

 

4月例会(第294回)  

特集:製作技法×新視点で過去を探る 

●日時 414(土)13:30  

●会場 滋賀県埋蔵文化財センター・2階研修室 

http://www.shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

 

●報告1 西山 集さん| 立命館大学院 |

〈タイトル〉突帯文期における土器容量と使用痕からみた弥生文化普及の様相について

〈あらまし〉西日本において、煮沸用土器の容量変化と製作技法から作り手の視点での弥生文化成立を、また煮沸用土器のススコゲを中心とした使用痕から使い手の視点での弥生文化の成立過程を俯瞰し、明らかにする。

 

●報告2 浦 蓉子さん| 奈良文化財研究所アソシエイトフェロー |

〈タイトル〉古墳時代における木材調達と木器の「流通」について

〈あらまし〉各遺跡から出土する原材・原木、樹皮が付いた材や小径木などの現地性の高い材とそれらの樹種から、各遺跡における木材の調達を復元する。また、木器生産の各工程に即した遺物を取り挙げて各遺物の木器製作方法を復元するとともに、古墳時代の木器の「流通」を考えたい。

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Ours-News-Preview!

近江貝塚研究会事務局からのご案内です。新年1月例会の速報版です。特集は〈共伴の痕跡から探る社会〉、開催日は1/27です。カレンダー・手帳に是非お書込みください。皆様のご来会を心からお待ちしております!(瀬口眞司)

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1月例会(第291回)  特集:共伴の痕跡から探る社会  


●日時 127日(土)13:30  

会場 滋賀県埋蔵文化財センター

http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/


報告

1, 妹尾裕介さん| 滋賀県立琵琶湖博物館 |
〈タイトル〉船元式と新保式の出会い
〈要旨〉縄文時代中期前半は、半截竹管状工具による施文が盛行する時期である。文様構成に違いがあり、形態的な特徴と組み合わせると多様な縄文土器型式が認識できるが、施文具の形状が似ていることは重要な点である。本発表では、近年の報告例をもとに近畿の船元式について地域的特徴と時期的変遷を整理し、そのうえで北陸の新保式を対象に、船元式との共伴現象を押さえ、船元式を主体とする地域に新保式が与えた影響を考えたい。

2, 荘司一歩さん| 総合研究大学院大学 |
〈タイトル〉”ゴミ捨て場”のモニュメンタリティ:古代アンデスにおける漁撈定住集落の成り立ちを考える

〈あらまし〉アンデスの北海岸において、古期(紀元前5000年~3000年)に形成されたといわれている漁労定住集落を対象に、そこで行われていたマウンド・ビルディングについて考察します。本発表では、発表者が実施した発掘調査の成果に基づいて、廃棄・埋葬・建設活動が積み重なるマウンド状遺構の形成過程を明らかにします。それを通じて、共同的で反復的な実践活動の集積がマウンドのモニュメンタリティを創出し、集落を支えるコミュニティの紐帯となった可能性を探ります。

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Ours-News-Preview! 近江貝塚研究会事務局からのご案内です。

 

◆来年春の3月例会の速報版です。若さあふれる切磋琢磨シリーズ2018。弘前の小泉さんと福岡の福永さんが登場です!文化の多様性とその実態、それをあぶりだす彼らの手法にご注目ください

より詳しいことは後日またご連絡。まずは、いますぐ手帳に予定をご記入ください!お聞き逃しなく。ではでは!!(瀬口眞司)

 

 

月例会(第293回)  特集:研ぎ澄ます/先史文化の多様性の抽出と分析

日時 324(土)13:30  

会場 滋賀県埋蔵文化財センター・2階研修室
  
 http://www.shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

 

報告1 小泉翔太さん| 弘前大学 |

〈タイトル〉縄文土器の「つくり」と用途の関係性

〈あらまし〉縄文土器はその多彩な装飾をもっとも大きな特徴とするが、外見上の違いだけではなく胎土や成形技法、器壁の厚みといった「つくり」にも多様性がある。こうしたつくりの差異が、どの程度用途に関係するのかを、実験的手法をもちいて検討する。

 

報告2 福永将大さん| 九州大学院 |

〈タイトル〉「縄文文化の東西差」の再検討ー縄文後期中葉社会を事例としてー

〈あらまし〉学史的課題である「縄文文化の東西差」について、集団関係・集団構成という観点から比較検討する。

 


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 福原弘識さん(埼玉大学、明治大学、文京学院大学非常勤講師)から下記のご案内です。都市形成や理化学分析の応用、パブリック考古学にご興味のある方、ぜひ!概要は以下の通り。詳しくはhttp://jssaa.rwx.jp/kondankai_east007_Kokuchi
をご覧ください。 (瀬口眞司)

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古代アメリカ学会第7回東日本部会研究懇談会のお知らせ

 
1.趣旨

メキシコ中央高原の都市形成、発展、衰退のプロセスと言った問題に取り組む考古学調査団の成果と課題について、考古理化学やパブリック考古学研究を加えた総合的な取り組みについて報告いただく。

 
2.日時

20171217日(日)  14:00

 
3.発表
(1)トラランカレカ考古学プロジェクトの調査目的と成果(2012-2017

【発表者】村上達也(テュレーン大学)、嘉幡茂(ラス・アメリカス・プエブラ大学)、フリエタ・M.=ロペス・J.(メキシコ国立自治大学)、福原弘識(埼玉大学)、荒木昂大(東北大学)

 
(2)Aplicación de lastécnicas arqueométricas en los estudios arqueológicos de Tlalancaleca:Caracterización de los materiales constructivos

【発表者】フリエタ・M.=ロペス・J.(メキシコ国立自治大学)

 
(3)トラランカレカにおけるパブリック考古学の実践:地域住人のアイデンティティーと持続可能な考古学調査を求めて

【発表者】嘉幡茂、小林貴徳(関西外国語大学)、フリエタ・M.=ロペス・J.

 
4.会場 

専修大学神田キャンパス5号館4542教室(千代田区神田神保町38

九段下車5番徒歩3分、 神保町駅下車A2徒歩3 分、JR水道橋駅徒歩7分

 
5.主催 

古代アメリカ学会

 
6.連絡先 

東日本部会幹事・福原弘識(非常勤講師)hironorifukuhara*gmail.com

古代アメリカ学会事務局jssaa*sa.rwx.jp  (上記アドレスの*を@に換えて下さい)

 
7.そのほか 

会員の方も参加できます。参加の事前登録は必要ありません。

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