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富山市教育委員会埋蔵文化財センター 小黒智久さんからのご案内です!

よろしければ是非。

(瀬口眞司)

 

富山市北代縄文広場で12/17(日)まで開催しているミニ企画展「とやまの石器研究最前線!」の関連行事として、台湾の中央研究院地球科学研究所の飯塚義之氏による記念講演会を下記の通り開催します。詳細は

http://www.city.toyama.toyama.jp/etc/maibun/kitadai/kitadai_katudou/kikaku/tenjikaisetu-sekki20171118.pdf

 

●記念講演会・展示解説会

 完全非破壊分析による石器先材研究の最前線 -富山市小竹貝塚出土石器を中心に-

 

講師      飯塚義之氏

日時    2017年11月18日(土)10時から

会場    富山市立長岡公民館研修室(富山市長岡9397-1)

申込     不要 

受講料 無料

 

北陸のブランド石材とされる石材の一つに「蛇紋岩」がありますが、周知のとおり、考古学で言う「蛇紋岩」には岩石学で言う「蛇紋岩」以外の石材も多く含まれています。研究の進展に伴い、近年は考古学で言う「蛇紋岩」の多くはネフライトであることが明らかになりつつあります。遺跡出土石器の石材を肉眼観察のみで同定することは容易でなく、他分野の研究者と議論するには、やはり岩石学的な検討を踏まえた「共通用語」である必要があり、

その重要性は今後の考古学研究でますます高まります。このようななか、普及しつつある携行型蛍光X線分析装置を核として、補足的に走査型電子顕微鏡も用いた最新の石器石材研究を記念講演会でご紹介いただきます。北代縄文広場については、ホームページをご覧ください。

http://www.city.toyama.toyama.jp/etc/maibun/index.htm