Ours-News-Preview! 近江貝塚研究会事務局からのご案内です。
●11月例会の速報版です。
●知識は我々をよく助けますが、しばしば我々の観察を縛り、惑わします。学界全体で思いこまれた前提は、時に未検証のまま大きな影響を与え続けます。このあたりの宿命に挑む〈特集:先入観との対峙/未検証仮説を見直す〉シリーズ第1弾を、以下の通り開催します。
●より詳しいことは後日にまたご連絡。まずは、いますぐカレンダー・手帳に予定をご記入ください!いつもと違って月の前半ですからご注意を。
●11月例会(第289回) 特集:先入観との対峙/未検証仮説を見直す(1)
●日時 11月11日(土)13:30~
●会場 滋賀県埋蔵文化財センター・2階研修室
http://www.shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/
●報告1
板垣 優河さん| 京都大学大学院文学研究科 |
〈タイトル〉岐阜県飛騨地方におけるワラビ根茎利用活動
〈あらまし〉飛騨地方を対象とした民俗調査、史料検討、実験的作業をもとに縄文時代のワラビ根茎利用について考察する。
●報告2
藤井 整さん| 京都府教育委員会 |
〈タイトル〉葬送儀礼の変化にみる権力の生成
〈あらまし〉大型墓における供献遺物の「量」や、儀礼行為の多様性などに表れた「質」は、そこに埋葬された被葬者達の階層的地位を表示するとされるが、これは未検証仮説である。階層差の存在を前提とした社会評価ではなく、葬送儀礼を執り行った人間の行動/行為の変化から、人々の関係性が複雑化する過程を追う。
(瀬口眞司)