考古学ブログ: Ours! 近江貝塚研究会

その事務局員が成長を目指して綴るバラエティー

2019年12月


tealight-4637226_640 1/18に開催します 年明け一発目の近江貝塚研究会1月例会の正式案内【新規】です。

●特集名は【広域ネットワークを読み解く/弥生の青銅器と玉作りから】

青銅器と玉作り具体的な資料、研究史の整理・検討を通して、広域ネットワークの実態や生成の背景・過程について議論します。

近江貝塚研の持ち味は、分野を超えた専門家・専攻生たちが繰り広げる質疑応答と意見交換、そしてそこで生まれる「知的な化学変化」です。2020年も、これを成長の源に位置付けながら、全力で例会を積み重ねてまいります。是非ともお運びください。1月は大新年会もありますよ。

●キーワード:弥生、玉生産、青銅器生産、ネットワーク、地域間関係

参加費無料・事前申し込み不要です。お気軽にお運びください。

 

◆ご案内の詳細

対象:315回例会 特集〈広域ネットワークを読み解く/弥生の青銅器と玉作りから〉

日時:2020118日(土)午後1:30~午後6:00〈研究報告60分+質疑応答60分〉×2本

場所:滋賀県埋蔵文化財センター 2階研修室

    http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

JR瀬田駅発 滋賀医大(大学病院)行きバス 「文化ゾーン前」下車徒歩5分 

(帝産バス12:45発 もしくは 近江バス1310発の乗車がおススメです。)

 

報告1米田 克彦さん|岡山県古代吉備文化財センター

    玉生産から弥生時代の広域ネットワークを考える

〈要旨〉弥生時代において玉生産は、日本海沿岸を中心に、北陸、近畿、東海、山陰、北部九州の広域にわたって行われた。列島各地の玉作遺跡の分布と変遷、玉の材質、生産品目、工具、製作技術、操業時期を整理し、玉生産の展開、地域性、地域間関係を探ることで、弥生時代の広域ネットワークや手工業生産のあり方について考える。

 

報告2北島 大輔さん|山口市教育委員会

弥生青銅器と玉作り

〈要旨〉北部九州を中心に分布する武器形青銅器と、本州中部を中心に分布する銅鐸。弥生中期における弥生青銅器の分布圏形成において、碧玉や翡翠などの玉流通ネットワークが与えた影響は無視できないと筆者は考えている。弥生青銅器と玉作りとの関連について、おそらく初めて言及したのは小林行雄であろう。埋葬地においてこそ共伴例のある弥生青銅器と玉類であるが、埋納地においては確実な共伴例を欠く。このたびの発表では、研究史上の論点を整理するとともに、改めてこの問題について考えてみたい。

 

◆4つのお願い                                                                                                 

1. PDFのご掲示や、ご興味のありそうな方への転送・拡散にお力添えいただけますと幸いです

2.懇親会(JR大津駅前「養老の滝」/会費 社会人4000円前後、学生さん3000円以下)もあります。

  親交拡大にご活用下さい。

3.災害やインフルエンザ等の流行などに伴い、急遽中止になることもあります。

  怪しいときはお手数ですが、必ずブログhttp://koukogaku.blog.jp/でご確認下さい。

4.1月以降のステキなラインナップは下記の通り。カレンダー・手帳にぜひお書き留めください(敬称略)。

2月例会:2月22日(土)316th 

【植物利用における選択と展開】柳原麻子渋谷綾子

3月例会:320日(金・祝)317th 

   ※土曜日開催と間違って告知しておりました。正しくは金曜日・祝日開催です。訂正してお詫びします。

【組成の遺跡間比較から探る機能と系統】二村真司森貴教

4月例会:4月18日(土)318th 

【調整中】山田凜太郎山崎 健

 

瀬口眞司
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お詫び
3月例会の開催日は3/20ですが、曜日に誤りがありましたので、以下のように訂正いたします。

誤 日時:20202日(土)13:30~   

正 日時:20202日(金・祝日)13:30~  

以下、正しく修正した記事になっております。ややこしくしてしまって申し訳ありません!

leaves-4660090__340 ********************

いつもありがとうございます! 近江貝塚研究会事務局からのご案内です。

 

◆ご案内のポイント

近江貝塚研の2020年3月例会(3/20)の先行案内速報版です。

特集名は【組成の遺跡間比較から探る機能と系統】です。

弥生時代の砥石と古墳時代の石製品を対象に、その組成・組合せから遺跡の機能や系統、その展開過程について明らかに。

質疑応答では、その方法や根拠、議論の展開などについて議論します。

知的な化学変化の契機がきっと見つかるはず。ご専門とする時代・資料に対する新たな切り口を探しに是非お運びください。

 

◆ご案内の詳細

対象:2020月例会(第317回) 

特集:組成の遺跡間比較から探る機能と系統

日時:20202日(金・祝日)13:30  

会場:滋賀県埋蔵文化財センター・2階研修室  

http://www.shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

JR瀬田駅発滋賀医大行きの「帝産バス12:45」か「近江バス13:10」に乗車、「文化ゾーン前」下車がおススメです。

 

報告:

1二村 真司さん|京都大学大学院

〈タイトル〉古墳時代前半期における石製品の時間軸上の位置づけ―系統的把握と様式的把握―(仮)

〈あらまし〉古墳時代前半期(前期-中期前半)の各種石製品の型式学的な検討による時間軸上の位置付けを土台として、横のつながりである共時的な石製品の組合せとその展開についての見通し(=様式的な把握)を提示した上で、縦のつながりである系統的な把握の可能性を模索する。

 

2森 貴教さん|新潟大学研究推進機構超域学術院 助教

〈タイトル〉弥生時代の集落機能とその変質過程―砥石組成の遺跡間比較から―

〈あらまし〉弥生時代における集落遺跡出土の砥石について、その組成を分析する。砥石組成の遺跡間比較により、研磨・切削作業上の集落機能の差異や共通性を明らかにし、弥生時代中期から後期・終末期にかけての変化を考察する。

 

ではでは!!  瀬口眞司

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