●2/22に開催します近江貝塚研究会2月例会の正式案内【新規】です。
●特集名は【植物利用における選択と展開】。
時代を動かしてきたもの。それは環境変化とそこに住まう者たちの選択の蓄積。
縄文時代の堅果類と歴史時代の料紙を素材として、人々の選択と展開について議論します。
分野を超えた専門家・専攻生たちが繰り広げる質疑応答と意見交換、そこで生まれる「知的な化学変化」から、ブレークスルーの種をぜひ見つけてみてください。
●キーワード:植物利用、構成物分析、選択、変遷、料紙、堅果類貯蔵穴
●参加費無料・事前申し込み不要です。お気軽にお運びください。
◆ご案内の詳細
対象:第316回例会 特集〈植物利用における選択と展開〉
日時:2020年2月22日(土)午後1:30~午後6:00〈研究報告60分+質疑応答60分〉×2本
場所:滋賀県埋蔵文化財センター 2階研修室
http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/
JR瀬田駅発 滋賀医大(大学病院)行きバス 「文化ゾーン前」下車徒歩5分
(帝産バス12:45発 もしくは 近江バス13:10発の乗車がおススメです。)
報告1:柳原 麻子さん|大津市教育委員会
関西地方における縄文遺跡出土の堅果類と貯蔵穴利用
〈要旨〉本発表では関西地方の縄文遺跡から出土する堅果類の種類や出土状況を集成・分析し、堅果類利用の実態を明らかにすることを目的とする。特に今回は堅果類利用に関わる遺構の一つである貯蔵穴について、遺構の内容物や堆積状況、周辺の環境分析とともにその役割を考察する。
報告2:渋谷 綾子さん|東京大学総合研究博物館
古文書料紙の科学研究:植物素材の選択・利用・変遷を中心として
〈要旨〉古文書や古記録の多様な形態情報に関する研究,特に料紙に対する科学的な研究は,ゆがみの少ない非常に高精細な画像の撮影が可能な機器類の向上とともに,古文書学や歴史学,保存科学,文化財科学の分野で深化してきている。科学研究費を含めた共同研究では,料紙研究情報の国際標準化を通じて,歴史学の情報をより豊かにするとともに,国際的な歴史資料研究の基盤となるしくみを作り上げることを目指している。今回の報告では,2019年度現在まで実施した原本史料調査にもとづき,料紙の構成物分析の結果における傾向と,そこから見えてきた植物素材の選択,利用,変遷について検討を行いたい。。
◆4つのお願い
1. PDFのご掲示や、ご興味のありそうな方への転送・拡散にお力添えいただけますと幸いです。
2.懇親会(JR大津駅前「養老の滝」/会費 社会人4000円前後、学生さん3000円以下)もあります。
親交拡大にご活用下さい。
3.災害やインフルエンザ等の流行などに伴い、急遽中止になることもあります。
怪しいときはお手数ですが、必ず本ブログhttp://koukogaku.blog.jp/でご確認下さい。
4.1月以降のステキなラインナップは下記の通り。カレンダー・手帳にぜひお書き留めください(敬称略)。
3月例会:3月20日(金・祝)317th
【組成の遺跡間比較から探る機能と系統】二村真司・森貴教
4月例会:4月18日(土)318th
【動物利用】山田凜太郎・山崎 健
瀬口眞司