考古学ブログ: Ours! 近江貝塚研究会

その事務局員が成長を目指して綴るバラエティー

カテゴリ:◆たぶん役立つ 考古学情報 > 03 読まな損かも 新刊紹介

R0018363

やるせない話ばかりが続く2020年の春、飛び切り嬉しいニュースが入ってきました。九州大学埋蔵文化財調査室の福永将大さんが単著を刊行されました。『東と西の縄文社会─縄文後期社会構造の研究─』(雄山閣2020425日刊行)です。

 

何が嬉しいかというと、福永さん、2014年の終わりから2019年の初めまで計5回に渡って近江貝塚研に参加し、例会発表をしてくれていたから。

 

毎回、いろんな方からもらった指摘を持ち帰り、コツコツ検討して翌年また発表する。そんなサイクルを近江貝塚研だけでなく、関東や九州の研究会や学会で繰り返す。たくさん生まれた知的な化合物を結晶化させていく。その努力の賜が今回刷り上がった立派なこの本だと思います。

 

やっぱり継続は力なり。成功とは、諦めなかった者が得る果実。

志ある若者よ!なりたい者になりたければ、福永さんの足跡をたどるのも意味がきっとあるぞ。

 

コロナのおかげで例会は中断していますが、そんなことで立ち止まっている場合ではないことを思い出させてもらいました。ありがとう、福永君。アプローチの違いはありますが、論じたい領域は随分重なり合います。これからもがっぷり組み合って、「縄文社会論」、議論してまいりましょう。

 

最後に、❶御高著に付された「帯」の紹介文、❷Amazonへのリンク、❸近江貝塚研での福永さんの足跡をご紹介して終わりにします。ご参考までに。

 

❶御高著に付された「帯」の紹介文

日本列島における人類史の画期的なイベントである縄文時代から弥生時代への変化の鍵を握る、縄文時代後晩期の社会構造と、東日本と西日本の「縄文文化の東西差」発現メカニズムの実態を、縄文土器の広域分布の変動や集団構成・生業活動の詳細な検討から論考する。

 

Amazonへのリンク

https://www.amazon.co.jp/dp/4639026951/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E6%9D%B1%E3%81%A8%E8%A5%BF%E3%81%AE%E7%B8%84%E6%96%87%E7%A4%BE%E4%BC%9A&qid=1588144552&sr=8-1

 

❸近江貝塚研での福永さんの足跡(例会発表の記録)

253回 20141115

  土器からみた縄文時代社会ネットワークの研究

268回 2016123

  器種構成からみた縄文後期広域土器分布圏の変遷

279回 2017123

  加曽利B式土器からみた列島縄文後期の集団関係

293回 2018324

「縄文文化の東西差」に関する一考察―縄文後期中葉社会を事例として―

303回 2019119

九州縄文後期後半期における社会・文化変動の再評価


このエントリーをはてなブックマークに追加

愛知県田原市教育委員会 増山禎之さんから報告書刊行のご案内です。貴重な製塩遺跡の事例。よろしければ是非。概要は以下、詳細は画像のとおりです。(瀬口眞司)

--------------------------------------

愛知県田原市教育委員会では別添のように古墳から古代の製塩遺跡の調査をまとめた報告書を刊行しました。渥美半島は製塩遺跡が分布する地域として著名ですが、このたび製塩遺跡群が分布する一帯の保存の良い遺跡2か所、また過去の調査資料、分布調査の内容をまとめました。生産地域一帯をまとめた報告として貴重な事例であります。一般の頒布もしておりますのでよろしければご利用くださいますようお願いいたします。

 

渥美半島の製塩遺跡群 七本松遺跡・一膳松遺跡の発掘調査及び製塩関係遺跡の調査報告書 田原市教育委員会 2018 頒布価格800円

 

田原市教育委員会 増山禎之(田原市博物館内)

0531-22-1720 museumcity.tahara.aichi.jp ●=@にする

製塩遺跡報告書PR

このエントリーをはてなブックマークに追加

遺跡発掘調査報告書放射性炭素年代測定データベース歴博の工藤雄一郎さんから、以下のようなとっても有益なデータベースの構築と公開のお知らせです。

 

これはものすごく便利そう。

この分野ならびに関連領域の研究が更に推進することは明白ですね。

ぜひ一度ご覧になってください!
(瀬口眞司)

 

------------------

歴博データベース「遺跡発掘調査報告書放射性炭素年代測定データベース」公開のお知らせ

 

国立歴史民俗博物館では,歴博データベース「遺跡発掘調査報告書放射性炭素年代測定データベース」を公開・運用開始しました。

https://www.rekihaku.ac.jp/up-cgi/login.pl?p=param/esrd/db_param



ぜひご活用いただけたら幸いです。

 

<データベース概要>

現在,年間7000件以上の遺跡発掘調査が日本全国で行われています。

考古学において遺跡・検出遺構・出土遺物の時代や時期を決定することは最も基礎となる作業であり,

層位学的な検討と出土遺物を考古学的な相対編年に位置づける作業が行われます。

 

その一方で,理化学的な年代測定による数値年代の把握も極めて重要で,

加速器質量分析法(AMS法)による放射性炭素年代測定が普及した現在では,

各都道府県や市町村の遺跡発掘調査においても多数の放射性炭素年代測定が実施されています。

 

これらの放射性炭素年代測定事例は考古学にとっても,

人類学や歴史学,第四紀学などの関連科学にとっても貴重なデータですが,

一人の研究者がその全てを把握するのは到底不可能な数の遺跡発掘調査報告書が毎年刊行されているのが現実です。

 

そこで,国立歴史民俗博物館の図書室にある約6万冊の遺跡発掘調査報告書の悉皆調査を行い,

放射性炭素年代測定の分析例がある報告書を抽出し,データベース化する作業を進めています。

このデータベースによって,考古学における年代研究がより一層進むことを期待します。

 

<データ件数>

現在,東北・関東の13都県のデータ約13000件を公開しています。今後,残りの都道府県を順次追加していく予定です。

 

<検索>

都道府県,遺跡名,時代,14C年代の範囲(例:9000800014C BP),測定機関など,複数の条件から検索が可能です。

検索結果一覧は,エクセル,CSV,テキストで出力が可能です。

暦年較正年代はデータベースには含まれていません。その代わりに個別レコードから,

直接OxCalで較正できるシステムを導入しています(OxCalへのユーザー登録が必要です)。

ただし,IntCal13のみでの較正となります。


このエントリーをはてなブックマークに追加

文書事務研修の手引き オモテ

みなさま

 

実務書 行政「文書事務研修の手引き」刊行 のご案内!

 

さて、今まで極秘にしておりましたが、私の父は、全国の自治体で文書事務研修の講師を20年ほどしておりました。その父がこのたび、〈講義マニュアル〉を出版しちゃいましたので、ごめんなさい、ご案内申し上げます。

 

宣伝チラシを見ておりますと、〈いざというとき、疑問を持ったときにすぐに役立つ実務修得への虎の巻〉とありまして、研修テキストとして作られてはおりますが、日常業務において私たちが文書を起案する際の手引書としても活用できるようであります。

 

〈なのに、なんでお前の起案文書はいつまでも酷い?〉などと私の上司・同僚からはお叱りを受けそうで怖いのですが、・・ともかく、もしかするとお役に立つかもしれませんのでご案内申しあげます。

 

詳しくは、あるいはお申し込みは、下記のAmazonのページまで。目次も見れますので、万一ご購入をお考えの際は、決断の前に重々ご確認下さい。冷やかしの閲覧も大歓迎です。 

https://www.amazon.co.jp/%E6%96%87%E6%9B%B8%E4%BA%8B%E5%8B%99%E7%A0%94%E4%BF%AE%E3%81%AE%E6%89%8B%E5%BC%95-%E5%B8%82%E7%94%BA%E6%9D%91%E8%81%B7%E5%93%A1%E7%A0%94%E4%BF%AE%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E8%AC%9B%E7%BE%A9%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB-%E7%80%AC%E5%8F%A3-%E8%87%B3/dp/4906767028/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1504505155&sr=1-2

 

●「文書事務研修の手引」 (市町村職員研修のための講義マニュアル)

著 者  瀬口 至

刊 行  2017/9/10

ボリューム  160ページ 25.7 x 18.2 x 1 cm  

税込み価格  1,728

出版社  夢の友出版

ISBN-10:4906767028

ISBN-13:978-4906767021

(瀬口眞司)

このエントリーをはてなブックマークに追加

sun-165403_640
長崎の中尾篤志さんからご案内。以下のように『西海考古』第9号が刊行されたようです。しかも、ダウンロード可能とのこと。是非ご覧になってみてください。(瀬口眞司)

---------------------------------
長崎県を中心とした考古学関係の論文を集めた『西海考古』第9号が、久しぶりに刊行されました。今号からは、長崎県に関する研究を広く知っていただきたく、冊子だけでなくデジタルデータをホームページで公開して、無料でダウンロードできるようにしました。以下のURLからダウンロード可能です。
http://www.mbss.jp/books.html

中尾篤志

このエントリーをはてなブックマークに追加

blue-sky-606719_640

みなさま。

 東京大学の設楽博己さんからのご案内です。設楽先生、下記の名著を翻訳されました。縄文文化を含めた狩猟採集文化のご研究に興味のある方は是非!

 ちなみにわたしは幸運なことに、エームスさんが20年ほど前に来日された時、松井章さんのおかげでお会いできました。たしか京都のお好み焼き屋さんで、末席でしたがいろいろお話をお伺いでき、おかげで定住化問題における丸木舟の重要性に気付くことができました。もちろん、松井先生の通訳あっての話ですが。ありがたい思い出です。

 それはともかく・・

ケネス・M・エームス、ハーバート・D・G・マシュナー
KENNETH M. AMESHERBERT D.G.MASCHNER 

複雑採集狩猟民とはなにか

-アメリカ北西海岸の先史考古学-

PEOPLES OF THE NORTHWEST COAST

Their Archaeology and Prehistory 

設楽博己 訳 ・ 佐々木憲一 監訳

雄山閣出版

税別 12000

総頁数328頁、挿図101葉、写真図版71
910日刊行

 本書はケネス・エームスとハーバート・マシュナーにより1999年に出版されました。アメリカ北西海岸の遺跡と遺物を時系列に即して細かく分析した書物です。
 筆頭著者は、ケネス・エームスさん。ニューメキシコ大学で、プロセス考古学の泰斗ビンフォードに学んだのち、アメリカ北西海岸を中心に発掘調査に従事する仕事に就き、その後ポートランド州立大学で教鞭をとられました。
 プロセス考古学は、たんに遺跡や遺物の記載にとどまることなく、人類の営みの歴史的な特性を生態系とのかかわりあいの中からあきらかにしていこうという方向性を持った考古学です。本書では、著者ならではの経歴を活かし、考古学特有の型式学や層位学という遺跡と遺物に基づく手堅い編年研究を土台として、特異な生態系への適応過程、階層化をとげた不平等社会の形成や戦争の発生と展開といった人類に普遍の問題に、アメリカ北西海岸を背景として接近を試みているようです。
 ということで、勉強するぞっと。

このエントリーをはてなブックマークに追加

cover-with-straw-389854_640

国立歴史民俗博物館の工藤雄一郎さんから新刊書刊行のご案内ですよ。民俗学の創始者・柳田國男は考古学が嫌いだと思われてましたけれど、実は・・という本。くどうちゃん、本当にたくさん仕事してますよね。すばらしい。まだわたし、実物見てませんけれど、きれいな本を作る新泉社さんからの刊行。Amazonで画像見ましたけれど、なかなかええ感じですわ。

それはともかく、〈考古学と民俗学の特質〉をより深く理解したい人、必見ですよ。きっと。以下、工藤さんからの紹介文です。


-----------
刊行案内 『柳田國男と考古学—なぜ柳田は考古資料を収集したのか—』


国立歴史民俗博物館では20112013年度に共同研究「柳田國男収集考古資料の研究」を行い,20164月から特集展示「柳田國男と考古学」を開催しております(2016/10/10まで)。展示にあわせて,展示図録のかわりとなる「概説書」を新泉社から刊行しました。

日本民俗学の創始者で「考古学嫌い」として知られていた柳田國男が,主に明治後期に収集した考古資料を通じて柳田國男の考古学に対する考え方の遍歴をたどり、日本のあらゆる学問が科学的な様相を帯びてくる明治から昭和初期に、考古学と民俗学がお互いをどのように意識しながらそれぞれの学問体系を構築していったのかを簡潔にまとめました。学史に関心がある方はぜひご覧ください。

定価:2200円(税別)

新泉社刊

設楽博己・工藤雄一郎・松田睦彦/編著

新泉社の紹介ページはこちらです。
http://www.shinsensha.com/detail_html/03kouko/1602-2.html

アマゾンはこちらから。
http://www.amazon.co.jp/dp/4787716026


【目次】

1 柳田國男の生い立ちと学問的背景

 柳田國男の生い立ちと間引き絵馬の衝撃

 文学への傾倒から農政官僚へ

 経世済民の学としての民俗学へ

2 柳田國男が集めた考古資料

 柳田國男旧蔵考古資料とは?――収集の経緯

 柳田國男はどんな考古資料を収集したのか

 柳田考古遺物の採集地はどこか? ほか

3 なぜ柳田國男は考古資料を収集したのか

 お雇い外国人の活躍と一八八〇年代の「日本人種論」

 日本人研究者による人種論の始まり――アイヌ・コロボックル論争

 柳田國男の考古遺物収集と山人論の形成

 古代史学者喜田貞吉の日本民族論と柳田國男との関係

 鳥居龍蔵の固有日本人論――日本民族の起源と弥生土器の系譜

 形質人類学者による日本人種論 ほか

4 柳田民俗学の形成と考古学批判

 柳田國男はなぜ考古学を批判し、考古学と決別したのか

 自然科学と文学──松本彦七郎・山内清男と柳田國男

 柳田國男と南方熊楠との交流──民俗学の自覚

 山人論から稲作民俗論へ

 文学との決別が柳田民俗学を生んだのか──柳田の思想の文学性

 民俗学の誕生と考古学への意識  ほか

このエントリーをはてなブックマークに追加

acorn-1013486_640

国立歴史民俗博物館の工藤さんからのご案内です。「日本の遺跡出土大型植物遺体データベース」が公開となったとのこと。詳しくは下記の通りです。ご活用ください。

なかなか確かにスゴイよ。一度試してみてみて。

瀬口眞司

 

------------------------------------------------------------------

この度,国立歴史民俗博物館では「日本の遺跡出土大型植物遺体データベース」を公開しました。

https://www.rekihaku.ac.jp/up-cgi/login.pl?p=param/issi/db_param

このデータベースは千葉大学園芸学部の百原新先生と石田糸絵さん(千葉大学園芸学部卒),歴博の工藤が中心となって2011年度からデータベースの構築作業を進め,2016331日に歴博HPで公開となりました。

データベース構築にあたって,歴博の図書室にある約6万冊の遺跡発掘調査報告書の悉皆調査を行い,大型植物遺体の分析報告例がある約2500冊を抽出しました。1分類群1レコードとして入力し,現在62951 件のデータが登録されています。

分類群名,科名,時代,都道府県名などで検索ができます。検索結果をgoogle mapで表示することも可能です。

大型植物遺体の遺跡出土例を調べる際などにとても便利なデータベースになっています。

ユーザーが直感的に検索できるようにするため,デザインも工夫しました。

ご活用いただけたら幸いです。

データベースの概要については,以下の文献にも解説が掲載されておりますので,あわせてご覧ください。

石田糸絵・工藤雄一郎・百原新2016「日本の遺跡出土大型植物遺体データベース」『植生史研究』24-1: pp. 18-24.

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

工藤 雄一郎 Yuichiro Kudo, Ph.D.

285-8502千葉県佐倉市城内町117番地

国立歴史民俗博物館 研究部考古研究系

このエントリーをはてなブックマークに追加

R0015792

綺麗な本づくりで定評のある新泉社さん。中でも「遺跡を学ぶ」は、定番の人気シリーズになってます。今回ご紹介するのは、その107冊目の〈粟津湖底遺跡〉。わたくし、瀬口眞司が執筆担当いたしました。定価:1728円(税込み)、96ページ、新泉社 (2016/3/3)、ISBN-10: 4787715372 。

で、章立てはこんな感じ。

第1章 琵琶湖の湖底を掘る

1 縄文人のタイムカプセル

2 湖底の探索始まる

3 湖底を陸地化して本格的調査

第2章 掘り出されたタイムカプセル

  1 突然あらわれた第三の貝塚

  2 貝塚の堆積物をすべて回収せよ!

  3 土器・石器・骨角器

  4 多彩な装飾品

  5 漆製品と撚り紐

  6 意外な出土品と期待された課題

第3章 粟津縄文人の暮らしをさぐる

  1 解明への手さぐり

  2 粟津縄文人の食卓を復元する

  3 粟津縄文人の四季の暮らしを復元する

第4章 琵琶湖縄文人の定住戦略

  1 琵琶湖縄文人の開拓史

  2 これからの粟津湖底遺跡


 粟津湖底遺跡ってね、大津市にある縄文早期~中期を中心とする湖底遺跡のことですわ。今は水没してますけど、かつて陸地だったころの暮らしの痕跡が、湖水にパックされた状態で克明に残っておりました。

ちなみに、第1章は調査に至る過程の物語。潜水調査のご苦労なんかも書きました。第2章では、縄文中期の第3貝塚の詳細や主だった出土品のご紹介。第3章は、本書の最大のポイント。ほかの遺跡では滅多にわからない〈縄文人の食卓の内訳や季節性〉とその解明過程のご紹介。水洗選別や同定、集計、貝殻成長線分析なんかも丁寧に書きました。で、最期の第4章は、第3章までの調査作業を踏まえて見えてきた琵琶湖縄文人たちの定住戦略とその推移の解説となってます。

 本書の編集方針で大事にされていたのは、粟津湖底遺跡の紹介はもちろんなんですけど、発掘調査とその報告書刊行に向きあった若き調査員たち(・・えー、そうです。かつての私たちのことです)の汗と涙の物語りなんかも、まぜ混ぜしながら仕立てること。ですからね、あまり期待しすぎないで読むと、まずまず楽しく読めると思います。近江貝塚研が、なぜ誕生したのかもちゃんと書きましたからね。どうよ。


 少数ですが、近江貝塚研の3月例会でもちょっこし割引価格で販売できるかも。もちろん定価でよければAmazonでも購入可。そのサイトの検索窓で〈粟津湖底遺跡 瀬口〉って入力すれば、すぐヒット。よろしかったら、試してみてね。

このエントリーをはてなブックマークに追加

stone-690659_640

書籍販売の案内をいただきましたので、ご紹介!

 奈良大学で教鞭をとられていました水野正好・丹羽佑一・泉 拓良・酒井龍一の各先生が大集合。独自の視点から縄文・弥生を語った本がこの度刊行されました。

 残念ながら、この4人の先生が揃う機会はもうありませんけど、本書では水野先生が取り仕切る4人の座談会まで丸ごと収録。
郵便振替でお申込みできます。詳しくは下記をご覧ください。

瀬口眞司


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

関係各位

 謹啓、書籍の販売の案内です。

 平成257月に奈良大学で行われたシンポジウムの講演録が刊行いたしました。以下にご案内いたしますので、ご興味のある方はご購入のほどよろしくお願いいたします。また、お近くでご興味をお持ちの方にご案内いただければ幸いです。

◆タイトル等

 『縄文と弥生の世界 有史以前の日本列島』 (A5判 118頁)

  水野正好・丹羽佑一・泉 拓良・酒井龍一

◆構成(目次から)

    丹羽佑一  「縄文時代の集落と社会」

    泉 拓良  「縄文時代の暮らしとその変化」

    酒井龍一  「考古学徒に明日はあるか―弥生研究の場合」

    水野正好  「縄文人の想ひ、弥生人の想ひ」

    <座談会> 本音で語る!縄文と弥生の世界―有史以前の日本列島―

◆価格 1,200円(うち荷造送料代200円)

◆購入方法

 ご希望の方は、下記の郵便振替にてお申込みください。

 送金が確認され次第、発送させていただきます。

郵便振替 

   口座番号  00930-0-90445

   加入者名  文化財学論集刊行会

 ※直接取りに来ていただける方は、下記連絡先狭川までご一報ください。

   その場合は11,000円です。

  ※複数冊まとめての場合の送料は、事前にご相談ください。

◆本件問い合わせ先

 狭川真一(さがわ しんいち)

(公財)元興寺文化財研究所 sagawa0511@gangoji.or.jp

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ