考古学ブログ: Ours! 近江貝塚研究会

その事務局員が成長を目指して綴るバラエティー

タグ:使用痕

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近江貝塚研究会3月例会(3/16)の正式案内【新規】ご案内です。

(参加費無料・事前申し込み不要)

 

◆ご案内の詳細

対象:305回例会 特集〈石器から探る実像〉

日時:2019年3月16日(土)午後1:30~午後6:00  
  〈研究報告60分+質疑応答60分〉×2本

場所:滋賀県埋蔵文化財センター 2階研修室

    http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

JR瀬田駅発 滋賀医大(大学病院)行きバス 「文化ゾーン前」下車徒歩5分 

(帝産バス12:45発 もしくは 近江バス1305発の乗車がおススメです。)

 

報告1:松尾 樹志郎さん|九州大学

    西日本における大形石庖丁・大型直縁刃石器の変遷とその意義

〈要旨〉農耕を主体とする生業によって定義されてきた弥生時代の社会を研究するにあたって、農耕文化の実態を明らかにすることは重要な意味を持つ。本研究では、農耕に伴う道具の中でも大形石庖丁・大型直縁刃石器という、学史上等閑視されてきたともいえる石器に焦点を当て、型式分類や空間的・時間的展開の分析を通して、両石器が出現して一定の出土量を持つに至りそして消滅することの意義を、機能も絡めて考察し、弥生時代の農耕形態の一端を明らかにすることを試みる。

 

報告2:寒川 朋枝さん|鹿児島大学埋蔵文化財調査センター

石器使用痕研究の成果と可能性

〈要旨〉近年の九州地方における細石刃石器群の使用痕分析の結果、九州南部と中・北部では使用痕レベルでの地域差があることが判明してきている。これまで蓄積されてきた九州細石刃石器群における編年研究や整形技術、石材選択などの視点に、近年判明してきた使用痕分析の結果を加えて検証することで、当該期の集団関係について新たな解釈が提示できることを示す。そして現在分析進行中であるが先行する小型台形・ナイフ形石器群の様相についても言及し、使用痕分析の視点から両石器群の連続性・非連続性などについて考察する。

 

◆お願い

1.懇親会(会費 社会人3000円前後、学生さん優待価格2000円前後)もあります。

  親交拡大にご活用下さい(JR大津駅前「養老の滝」の予定)。

2.災害やインフルエンザ等の流行などに伴い、急遽中止になることもあります。

  怪しいときはお手数ですが、必ずこのブログhttp://koukogaku.blog.jp/でご確認下さい。

3.4月以降のステキなラインナップは下記の通り。カレンダー・手帳にぜひお書き留めください(敬称略)。

4月例会:4月27日(土) 306th 

用具の痕跡から探る実相
    高野紗奈江(
縄文後期・原体)・河村好光(碧玉製品穿孔・横軸ロクロ)

5月例会:5月25日(土) 307th 

特集内容調整中】鶴来航介(木製品関係)・中居和志(弥生関係)

瀬口眞司


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いつもありがとうございます! 近江貝塚研究会事務局からのご案内です。

 

◆ご案内のポイント

近江貝塚研の2019年3月例会(3/16)の先行案内速報版です。

特集名は【石器から探る実像】。

 九州からお二人の研究者に来ていただき、石器研究から見出せる過去の実像とその方法について検討願います。

 あなたの専門分野にも生かせる観点・方法が盛りだくさん。乞うご期待!

 

◆ご案内の詳細

対象:2019年 3月例会(第305回) 

特集:石器から探る実像

日時2019年316日(土)13:30  

会場:滋賀県埋蔵文化財センター・2階研修室 

http://www.shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

報告:

1松尾 樹志郎さん九州大学

〈タイトル〉西日本における大形石庖丁・大型直縁刃石器の変遷とその意義

〈あらまし〉大形石庖丁・大型直縁刃石器と呼ばれる石器の時空間的な変遷が弥生社会のなかでどのような意義を持つのか、西日本を中心に考察する。

 

2寒川 朋枝さん|鹿児島大学埋蔵文化財調査センター

〈タイトル〉石器使用痕研究の成果と可能性

〈あらまし〉近年の九州地方における細石刃石器群の使用痕分析の結果、九州内において使用痕レベルでの地域差があることが判明してきている。共通する形態の石器が異なる機能をもつというこの結果は、使用痕分析が石器の用途や機能だけに留まらない新たな解釈を生み出す可能性があることを示している。現段階の研究成果と課題について整理し、新たな視点を模索する。

 

◆お願いとお詫び

とりあえず日程を手帳にお書きとめください!より詳しいことは後日にまたご連絡します。

 2月例会(2/16開催)の内容については現在調整中。当該先行案内は近日発信する予定です。

ご迷惑をおかけしてすみません!

 

ではでは!!  瀬口眞司


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近江貝塚研究会第294回例会

●特集:〈製作技法×新視点で過去を探る〉

●日時:2018年4月14日(土)
   午後1:30~午後6:00  

   〈研究報告60分+質疑応答60分〉×2本

●場所:滋賀県埋蔵文化財センター 2階研修室

    http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

JR瀬田駅発 滋賀医大(大学病院)行きバス 「文化ゾーン前」下車徒歩5分 

(帝産バス12:45発 もしくは 近江バス1305発の乗車がおススメです。)

 

●報告1:西山 集さん| 立命館大学院 |

 縄文晩期における土器容量と使用痕からみる水稲耕作普及の様相について

(要旨)西日本における深鉢・浅鉢の容量組成と器種組成の変化、製作技法から文化の変化を明らかにする。併せて、特徴的なススとコゲのパターンから水稲耕作に伴う調理方法の普及を読み取り、作り手と使い手の2つの視点から文化の受容と伝播の在り方に関する考えを深める。

 

●報告2:浦 蓉子さん| 奈良文化財研究所アソシエイトフェロー |

 古墳時代における木材調達と木器生産について

〈要旨〉古墳時代における各遺跡から出土する原材・原木、樹皮が付いた材や小径木などの現地性の高い材とそれらの樹種から、各遺跡における木材の調達を復元する。また、古墳時代に特徴的な器種を取り挙げて、各遺物の木器製作方法を復元するとともに、古墳時代の木器生産を考えたい。また、未成品等の少ない古墳時代中・後期における木器生産を考えるにあたり、古代における木材調達、木器生産を参考にして検討を加えたい。

 

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・懇親会(会費 社会人3000円前後、学生2000円前後)もあります。親交拡大にご活用下さい(JR大津駅前「養老の滝」の予定)。

・災害やインフルエンザ等の流行などに伴い、急遽中止になることもあります。怪しいときはお手数ですが、必ず 瀬口携帯 090-1441-5104(それからこのブログ!http://koukogaku.blog.jp/ )などでご確認下さい。

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新年度4月例会の速報版です。特集〈製作技法×新視点で過去を探る掛け合わせることで、探究の射程をぐーんと広げた試みを若手のお2人に発表いただきます。〈伸びたい方〉は、是非ともお聞き逃しなく!お待ちしております。より詳しいことは後日にまたご連絡。まずは、いますぐカレンダー・手帳に予定をご記入ください! (瀬口眞司)

 

4月例会(第294回)  

特集:製作技法×新視点で過去を探る 

●日時 414(土)13:30  

●会場 滋賀県埋蔵文化財センター・2階研修室 

http://www.shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

 

●報告1 西山 集さん| 立命館大学院 |

〈タイトル〉突帯文期における土器容量と使用痕からみた弥生文化普及の様相について

〈あらまし〉西日本において、煮沸用土器の容量変化と製作技法から作り手の視点での弥生文化成立を、また煮沸用土器のススコゲを中心とした使用痕から使い手の視点での弥生文化の成立過程を俯瞰し、明らかにする。

 

●報告2 浦 蓉子さん| 奈良文化財研究所アソシエイトフェロー |

〈タイトル〉古墳時代における木材調達と木器の「流通」について

〈あらまし〉各遺跡から出土する原材・原木、樹皮が付いた材や小径木などの現地性の高い材とそれらの樹種から、各遺跡における木材の調達を復元する。また、木器生産の各工程に即した遺物を取り挙げて各遺物の木器製作方法を復元するとともに、古墳時代の木器の「流通」を考えたい。
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