◆第296回例会
特集:〈新起点から問う/その試行錯誤に学ぶ〉
研究の醍醐味の一つは、新たな観点にたつ新たな展望の開拓。試行錯誤を恐れず、自らのレールを敷き、アタックを繰り返しているお二人の登場です。お聞き逃しなく!
日時:2018年6月30日(土)午後1:30~午後6:00
〈研究報告60分+質疑応答60分〉×2本
場所:滋賀県埋蔵文化財センター 2階研修室
http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/
JR瀬田駅発 滋賀医大(大学病院)行きバス 「文化ゾーン前」下車徒歩5分
(帝産バス12:45発 もしくは 近江バス13:05発の乗車がおススメです。)
報告1:河本 純一さん| 大阪府文化財センター |
北東北における縄文土器胎土の研究
(要旨)青森・秋田・岩手の3県において、縄文土器の胎土研究がどのように進められてきたかを確認し、発表者が岩手県で得たデータを中心に、当地域の縄文土器胎土から何が分かるのかを検討する。
報告2:藤井 整さん| 京都府教育委員会 |
弥生墓制からみた古墳成立期の諸問題
〈要旨〉近畿地方における社会の成層化は、中期後葉に一時的な高揚を見せるものの、安定した階層性が表出するのは後期末を待たねばならず、また、その基盤は家族や世帯ではなく出自集団であった。多様な副葬品の存在が注目される近畿北部もまた、社会組織としてみた時、近畿中央部との間に質的な差異はない。この点については、田中良之氏と溝口孝司氏がそれぞれ親族構造や墓地形成における広域の共通性に言及しており、マクロな視点からの検討が必要である。その上で、赤坂今井と楯築の差異、そして両地域では古墳が成立しないことの意味についても考えたい。
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・懇親会(会費 社会人3000円前後、学生2000円前後)もあります。親交拡大にご活用下さい(JR大津駅前「養老の滝」の予定)。
・災害やインフルエンザ等の流行などに伴い、急遽中止になることもあります。怪しいときはお手数ですが、必ず ブログ!http://koukogaku.blog.jp/ などでご確認下さい。