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いつもありがとうございます。近江貝塚研究会10月例会のご案内です。特集名は、〈海産資源利用から読み解く古代史〉。豊富な資料に恵まれた房総半島に焦点を当てて、海産資源利用から古代史を読み解きます。貝塚研きっての強力タッグでお送りする10月特集。資源利用・遺存体関係を扱う方は特にお聞き逃しなく。

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◆第288回例会  特集:〈海産資源利用から読み解く古代史〉

◆日時:20171021日(土)午後1:30~午後6:00  

〈研究報告60分+質疑応答60分〉×2本

◆場所:滋賀県埋蔵文化財センター 2階研修室

http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

JR瀬田駅発 滋賀医大(大学病院)行きバス 「文化ゾーン前」下車徒歩5分 

(帝産バス12:45発 もしくは 近江バス1305発の乗車がおススメです。)


◆報告

1:山崎 健さん| 奈良文化財研究所 |

  古代における貝類利用の実態―房総地域の事例研究―

(要旨)前回の発表において、古代では貝類に大きな価値の差異が認められ、文字資料と考古資料を比較することによって「中央へ貢進するための採貝活動」と「地元で流通・消費するための採貝活動」を分けて議論できる可能性を指摘した。そこで今回の発表では、質の高いデータが蓄積されている房総地域を事例として、古代における貝類利用の実態を検討してみたい。

 

2:西野 雅人さん| 千葉市埋蔵文化財調査センター | 

古代房総における海産資源の利用

(要旨)房総半島における縄文中・後期の大規模貝塚集中は、海産資源の活発な利用が多くの人口と豊かな文化・社会を支えたことをものがたる。縄文晩期後半以降、貝塚は激減し大規模なものはみられないが、1980年代以降の発掘急増により小規模貝層をもつ集落が各時代に存在することが明らかになった。文献史料の研究成果も併せて古代房総における海産資源の利用のあり方を検討する。

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・懇親会(会費 社会人3000円前後、学生2000円前後)もあります。親交拡大にご活用下さい(JR大津駅前「養老の滝」の予定)。

・災害やインフルエンザ等の流行などに伴い、急遽中止になることもあります。

 怪しいときはお手数ですが、必ずブログ!http://koukogaku.blog.jp/ などでご確認下さい。