いつもありがとうございます! 近江貝塚研究会事務局からのご案内です。
◆ご案内のポイント
近江貝塚研の2020年1月例会(1/18)の先行案内速報版です。特集名は【広域ネットワークを読み解く/弥生の青銅器と玉作りから】。
青銅器と玉作り具体的な資料、研究史の整理・検討を通して、広域ネットワークの実態や生成の背景・過程について議論します。知的な化学変化の契機がきっと見つかるはず。ご専門とする時代・資料は取りあえず棚に上げ、それぞれの立場から議論を盛り上げて、ブレークスルーの糸口をお探しください。
◆ご案内の詳細
対象:2020年1月例会(第315回)
特集:広域ネットワークを読み解く/弥生の青銅器と玉作りから
日時:2020年1月18日(土)13:30~
会場:滋賀県埋蔵文化財センター・2階研修室
http://www.shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/
★JR瀬田駅発滋賀医大行きの「帝産バス12:45」か「近江バス13:10」に乗車、「文化ゾーン前」下車がおススメです。
報告:
1:米田 克彦さん|岡山県古代吉備文化財センター
〈タイトル〉玉生産から弥生時代の広域ネットワークを考える(仮)
〈あらまし〉弥生時代において玉生産は日本海沿岸や近畿、東海の広域にわたって行われた。列島各地の玉作遺跡の分布、玉の材質、生産品目、工具、製作技術、操業時期を整理し、玉生産の展開、地域性、地域間関係を探ることで、弥生時代の広域ネットワークや手工業生産のあり方について考える。
2:北島 大輔さん|山口市教育委員会
〈タイトル〉弥生青銅器と玉作り
〈あらまし〉北部九州を中心に分布する武器形青銅器と、本州中部を中心に分布する銅鐸。弥生中期における弥生青銅器の分布圏形成において、碧玉や翡翠などの玉流通ネットワークが与えた影響は無視できないと筆者は考えている。弥生青銅器と玉作りとの関連について、おそらく初めて言及したのは小林行雄であろう。埋葬地においてこそ共伴例のある弥生青銅器と玉類であるが、埋納地においては確実な共伴例を欠く。このたびの発表では、研究史上の論点を整理するとともに、改めてこの問題について考えてみたい。
ではでは!! 瀬口眞司