●3/20に開催します近江貝塚研究会3月例会の正式案内【新規】です。
●特集名は【組成の遺跡間比較から探る機能と系統】。
弥生時代の砥石と古墳時代の石製品を対象に、その組成・組合せから遺跡の機能や系統、その展開過程について明らかに。質疑応答では、その方法や根拠、議論の展開などについて議論します。知的な化学変化の契機がきっと見つかるはず。ご専門とする時代・資料に対する新たな切り口を探しに是非お運びください。
●キーワード:古墳、碧玉・緑色凝灰岩製石製品、系統、組成、弥生、砥石
●参加費無料・事前申し込み不要です。お気軽にお運びください。
◆ご案内の詳細
対象:第317回例会 特集〈組成の遺跡間比較から探る機能と系統〉
日時:2020年3月20日(土)午後1:30~午後6:00〈研究報告60分+質疑応答60分〉×2本
場所:滋賀県埋蔵文化財センター 2階研修室
http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/
JR瀬田駅発 滋賀医大(大学病院)行きバス 「文化ゾーン前」下車徒歩5分
(帝産バス12:45発 もしくは 近江バス13:10発の乗車がおススメです。)
報告1:二村 真司さん|京都大学大学院
古墳時代前半期における石製品の基礎的研究
~編年体系の構築と系統理解の確立に向けて~
〈要旨〉古墳時代前半期に生産された碧玉・緑色凝灰岩製の石製品は、これまで器種別に編年研究が進められた。しかし、器種組成の変遷や、器種を横断して製作技術・石材を共有する「系統」の抽出を巡る議論は不十分であり、多種多様な石製品を体系的・総体的に把握する視座が求められる。本発表では、各器種の型式学的な再検討を出発点として、共時的な石製品の組合せとその変遷を検討し、さらに器種を横断する系統理解の可能性を模索する。
報告2:森 貴教さん|新潟大学研究推進機構超域学術院 助教
弥生時代の集落機能とその変質過程―砥石組成の遺跡間比較から―
〈要旨〉弥生時代における集落遺跡出土の砥石について、その組成を分析する。砥石組成の遺跡間比較により、研磨・切削作業上の集落機能の差異や共通性を明らかにし、弥生時代中期から後期・終末期にかけての変化を考察する。
◆4つのお願い
1. PDFのご掲示や、ご興味のありそうな方への転送・拡散にお力添えいただけますと幸いです。
2.懇親会(JR大津駅前「養老の滝」/会費 社会人4000円前後、学生さん3000円以下)もあります。
親交拡大にご活用下さい。
3.災害やインフルエンザ等の流行などに伴い、急遽中止になることもあります。
怪しいときはお手数ですが、必ブログhttp://koukogaku.blog.jp/でご確認下さい。
4.1月以降のステキなラインナップは下記の通り。カレンダー・手帳にぜひお書き留めください(敬称略)。
4月例会:4月18日(土)318th
【貝から探る食と生産/解明の方法を学び直す】山田凜太郎・山崎 健
5月例会:日程調整中(土)319th
【内容調整中】瀬口眞司(東北北部の土偶装飾付土器)・山下優介
6月例会:日程調整中(土)320th
【内容調整中】中村耕作・岩永祐貴