考古学ブログ: Ours! 近江貝塚研究会

その事務局員が成長を目指して綴るバラエティー

タグ:編年

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9/21に開催します 近江貝塚研究会月例会の正式案内【新規】です。

●特集名は基盤としての構造/現象としての型式

型式を生み出す母胎や基盤について私たちは何を想定できるのか。

それをどのように把握することができるのか。

そもそも想定・把握できるのか。

みなさんの専門分野におけるブレークスルーの糸口をお探しください!ご期待に全力でお答えします。

●キーワード:編年・系統・構造・土偶・有孔鍔付土器

参加費無料・事前申し込み不要です。お気軽にお運びください。

 

◆ご案内の詳細

対象:311回例会 特集〈基盤としての構造/現象としての型式

日時:2019921(土)午後1:30~午後6:00〈研究報告60分+質疑応答60分〉×2本

場所:滋賀県埋蔵文化財センター 2階研修室

    http://shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

JR瀬田駅発 滋賀医大(大学病院)行きバス 「文化ゾーン前」下車徒歩5分 

(帝産バス12:45発 もしくは 近江バス1310発の乗車がおススメです。)

 

報告1長田友也さん|中部大学非常勤講師

    土偶の多様性-東海縄文後期・今朝平タイプ土偶を中心に-

〈タイトル〉縄文時代の精神文化を代表する儀器である土偶については、その型式学的研究の進展により、多くの土偶型式・系統が提示されてきた。これは土偶解釈の前提としても重要な視点であり、特に一元的にとらえられてきた土偶の機能・用途についても再検討を促すものと考えられる。そうした視点の下、東海縄文後期にみられる今朝平タイプ土偶から、土偶の多様性について検討するものである。

 

報告2大石雅興さん|同志社大学大学院

A「有孔鍔付土器の型式学的研究ー八ヶ岳西南麓出土資料を中心にー」

B「近畿・中国地方における縄文時代早期末葉~前期初頭土器研究の現状と課題ー宮ノ下式土器の再検討からー」

〈要旨〉A:縄文時代中期の東日本に広く分布する有孔鍔付土器は古くから機能・用途論を中心に研究が進められてきた。しかしその反面、型式学的検討が立ち遅れており、実証的な分類・変遷研究を行った例は少ない。本発表ではそういった有孔鍔付土器を諸属性より型式学的に分類し、層位学的な検証を行うことで、他地域に比べ出土数の多い八ヶ岳南麓域出土の有孔鍔付土器の変遷を検討する。

 B:近畿・中国地方において早期末葉~前期初頭の土器様相については多くの研究が行われてきた。しかし、未だ結論が出ない部分も多く、まだまだ検討の余地が残されている。本発表ではそういった研究における現状と課題を、近畿地方北部における縄文早期研究の出発点とも言える宮ノ下式の再検討を通じて整理し、当該期の土器群を再評価する。

     9月例会の報告2は例外的な措置として2本立てとなりました。ご了解ください。

 

◆4つのお願い                                                                                                 

1. PDFのご掲示や、ご興味のありそうな方への転送・拡散にお力添えいただけますと幸いです

2.懇親会(JR大津駅前「養老の滝」/会費 社会人3000円前後、学生さん優待価格2000円前後)もあります。

  親交拡大にご活用下さい。

3.災害やインフルエンザ等の流行などに伴い、急遽中止になることもあります。

  怪しいときはお手数ですが、必ず瀬口携帯090-1441-5104やブログhttp://koukogaku.blog.jp/でご確認下さい。

4.10月以降のステキなラインナップは下記の通り。カレンダー・手帳にぜひお書き留めください(敬称略)。

10月例会:1026日(土)312th 

玉を通して過去を覗く大上立朗谷澤亜里

11月例会:1123日(土)313th 

【弥生集落・葬制関係】石黒立人藤井整

12月例会:1214日(土)[注意:日程最終調整中]314th 

【特集名調整中】瀬口眞司辻川哲朗

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いつもありがとうございます! 近江貝塚研究会事務局からのご案内です。

 

◆ご案内のポイント

近江貝塚研の2019年2月例会(2/16)の先行案内速報版です。

特集名は【型式の正体】。私たちは複雑雑多な資料群からしばしば型式を設定し、そこから過去を復元しようとしています。その抽出方法を吟味し、またそこからなにが語り得るのか、改めて議論してみます。
 あなたの専門分野にも生かせる観点・方法をぜひ見つけ、ブレークスルーの糸口にしてください!

 

◆ご案内の詳細

対象:20192月例会(第304回) 

特集:型式の正体/抽出方法・型式から語り得る世界

日時:2019年2月16日(土)13:30  

会場:滋賀県埋蔵文化財センター・2階研修室 

http://www.shiga-bunkazai.jp/%e5%88%a9%e7%94%a8%e6%a1%88%e5%86%85/

報告:

1池口 太智さん同志社大学

〈タイトル〉法量分析からみた「尾張型埴輪」生産の画期

〈あらまし〉「尾張型埴輪」は古墳時代中期後半から後期にかけて尾張を中心として分布する須恵器系埴輪である。

本発表では「尾張型埴輪」の規格性や地域性を法量分析という視点から明らかにし、その背景にある生産体制の画期について考察する。

 

2福西 貴彦さん|滋賀県立安土城考古博物館

〈タイトル〉粟津SZⅠ群土器について

〈あらまし〉粟津SZⅠ群土器は、1980年代に類型化・抽出され、近畿の縄文時代早期末から前期初頭の土器編年に位置づけされている。しかし型式設定されることなく現在に至り、また編年上の位置づけも漠然としている。このことから今一度、研究史と資料を整理し、型式設定可能な資料なのかを検討し、その上で土器編年の位置づけを考える。

 

◆お願いとお詫び

 より詳しいことは後日にまたご連絡します。

今回の例会も含めまして、各回開催日をぜひ手帳にお書きとめください!

 既報の例会の詳細・概要については下記の近江貝塚研ブログで掲載しています。

 12月例会 1215日 http://koukogaku.blog.jp/archives/1073054859.html

1月例会 119日  http://koukogaku.blog.jp/archives/1073297699.html

 2月例会 216日  今回のご案内

 3月例会 316日  http://koukogaku.blog.jp/archives/1073273341.html

 4月例会 419日  内容調整中


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